席亭から 



お知らせやら独り言やら最近思うことなど、
おこがましくも、席亭から一筆啓上。


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御茶ノ水橋の下をタグボートが貨物を積んだボートを引いていく。ポン!ポン!ポン!と元気のいい音が響いてくる。 2006.12.21(Thu)
御茶ノ水橋の下をタグボートが貨物を積んだボートを引いていく。ポン!ポン!ポン!と元気のいい音が響いてくる。両岸に波が押し寄せる。神田川は運搬の水路にもなっている。崖のケヤキやイチョウの落葉もだいぶ進んでいる。
師走の街はみな急ぎ足だ。コンタクトメガネやサラ金のチッシュ配りも大変そうだ。昼過ぎのレストランはお客が少なくなっている。いつもの吉野家に行って「牛鋤鍋定食」を頼んだ。こころなしか店員さんも少し元気がないような感じがする。
この辺りは楽器の店が多い。音楽好きの若者が多いのだろうか。昔はこのあたり一帯にはたしか音楽喫茶が多かったような気がする。
御茶ノ水から電車に乗り「碁ワールド」を広げて見た。こんなにゆっくりと見たのは久しぶりだ。新年号だけに「新年の賀詞」が載っている。各地の催しも載っている。時間のある人にはいい雑誌かもしれない。


今日は曇り時々晴れ。師走の風は思いのほか冷えている。千葉工大のイチョウはだいぶ落ちてきた。 2006.12.20(Wed)
今日は曇り時々晴れ。師走の風は思いのほか冷えている。千葉工大のイチョウはだいぶ落ちてきた。これで少し強い風でも吹けば一気に落ちてしまうのだろう。
津田沼囲碁道場は今三役リーグの真っ最中だ。久しぶりで一局打った。最近はネット碁を打っているので、時間の方は気にならなくなった。ところがあまりよく考えなくなっていて、間違いが多くなった。
どうして急に悪くなるのか?どうも自分の都合のいいように形勢を見ているようだ。一転二転して結局は負けてしまった。残念だった。
「碁ワールド」(1月号)が届いて、なかなか面白いと思ったのは「梅沢由香里、小松英樹、依田紀基の新春初夢座談会」だった。日本棋院で今新しい提案がされているそうだが、中身はなかなかよく判らない。あまり結論を急がないでゆっくり検討してはどうだろうか。


囲碁関西(1月号)が届いた。理事長の塩川正十郎氏はいろいろな機会に「棋道発展のためにご尽力を」と呼びかけている。 2006.12.19(Tue)
囲碁関西(1月号)が届いた。理事長の塩川正十郎氏はいろいろな機会に「棋道発展のためにご尽力を」と呼びかけている。この間の囲碁名人戦でも挨拶に立って「家庭に囲碁を!」とにこやかに呼びかけている。人気も相当なものだ。
今回の産経プロアマトーナメント戦は結城聡九段が優勝した。関西棋院第一位決定戦も結城九段が優勝した。来年は関西棋院の大暴れを期待したい。
関西棋院の棋士名鑑を見ると、棋士は140人くらいる。若手の育成にも力を入れているから、近いうちにタイトルに手が届く棋士が続々出てくるのではないだろうか。関西棋院の役員を見ると幅広く後援者が名を連ねている。
これから囲碁普及のために大いに尽力をお願いしたいと思う。支部もだいぶ増えてきているようだ。「碁は支部に時代」とは急所を捉えていると思う。よい指導者を得ている関西棋院のますますの発展を祈りたい。


鎌ヶ谷の石井さんから「三越スタイル」を見せてもらった。
中でも目を引いたのは「川崎小虎と東山魁夷展」がこの暮れから正月にかけて、日本橋三越新館7Fギャラリーで開かれるそうだ。
2006.12.18(Mon)
今日はからりと晴れて青空がのぞいていた。風は冷たく日本海側では雪が降っているようだ。いよいよ冬本番に入ったか。
鎌ヶ谷の石井さんから「三越スタイル」を見せてもらった。さすがにブランド物がずらりと紹介されている。それを見ているだけでも目の保養になった。
三越は昔「越後屋」という呉服屋だった。先祖は越後守高次といい、日本橋駿河町にあった。三井高利が延宝1年に開店した。
立派な「三越スタイル」中でも目を引いたのは「川崎小虎と東山魁夷展」がこの暮れから正月にかけて、日本橋三越新館7Fギャラリーで開かれるというものだった。それだけではただの案内になってしまう。
川崎小虎は日本画の大家として知られている。大正時代に「囲碁」と題した作品を描いている。山梨美術館の所蔵になるものだそうだ。写真で見るだけでもすばらしい。
絵を見ると、漆塗りの碁盤に漆塗りの碁笥。衝立は天女の羽衣のような絵だ。何というのだろうか。黒髪を十二単の上までたらして、二人の妙齢のご婦人が碁を打っている。脇に置かれた燭台が見下ろしてる。一人は今まさに石を盤上に打ち下ろさんとしてる。一人は大きな見事な扇子をかざしている。作者は、おそらく平安朝の貴族の生活を描いた「源氏物語」を想像して描いたのではないか。そんなことを勝手に想ってしまった。
あるいは大正ロマン華やかなりし頃の遊女を描いたのだろうか。想像は実に楽しい。
季節は晩夏から初秋にかけての頃だろうか。簾の向こうに見えるのは三日月のような感じがするが、はたして何なのだろうか。えもいわれぬ雰囲気が漂っている。ちょいと覗いて見たくなってしまった。


今日は2006グランドチャンピオン戦があった。強豪たちが緊張して対局する雰囲気はなかなかいいと思った。 2006.12.17(Sun)
昨日は「ららぽーと」を歩いてみたが、若い人たちが多いのには驚いた。イースト館はただ歩いているだけで、人ごみの中だけに、あっちをきょろきょろ、こっちをきょろきょろしているうちに、くたびれてきた。
ガードの下をくぐり、駐車場からブーブーブーとマフラーを吹かしているオートレース場を過ぎて、IKEAに入った。
IKEAは広い。むき出しの天井が面白い。歩いているうちに自然と奥に奥にと入っていく仕組みになっている。
お腹がすいたので仕方なく慣れないバイキングレストランに入った。ここも若い人たちが多い。みな慣れたものだ。どうもなんとなく落ち着かない雰囲気だった。
それにしてもこの辺りの変わりようは驚きだった。昔は船橋ヘルスセンターだったが、このららぽーとへの変貌ぶりはどうだ。駅の名前も「船橋競馬場」に変わった。前の歩道橋は昔からあるままだ。腐食してきていまにも壊れそうな感じだ。心配しながら渡っている人も多いのではないだろうか。
さて今日は2006グランドチャンピオン戦があった。強豪たちが緊張して対局する雰囲気はなかなかいいと思った。あまりぱっとしないお天気だったが、明日からはまた寒くなるようだ。風邪を引かないように気をつけたいと思う。


久しぶりで「ららぽーと」に出かけた。お目当ては、三井ビルの読売文化センター京葉で行われている「ボタニカルアート展」だった。 2006.12.16(Sat)
久しぶりで「ららぽーと」に出かけた。お目当ては、三井ビルの読売文化センター京葉で行われている「ボタニカルアート展」だった。文化センターは5Fだった。講座は文芸・教養、語学、美術、書道、音楽、ダンスなど18講座があり、それぞれの中は約20位に分かれている。全部ではかなりの講座があるようだ。
その中できらりと光っているのが「ボタニカルアート」ではないだろうか。講師は後藤裕子先生。世界らん展で最優秀賞を受賞している。後藤先生の横に展示してあるのが、藤本孝幸さんの「カラー」と「キンギョソウ」だ。見事な出来栄えだ。本物よりも本物らしい印象を受けた。微細なところまで丁寧に描いてある。相当に根気が要ることだろうと思う。
ほかのお弟子さんたちの作品も並んでいる。ゆっくりとたっぷりと鑑賞させてもらった。案内にあるように、植物学的視点からデッサンして彩色し、自然界の生命力と造形美を楽しむ、すばらしい芸術だ。
日本植物画倶楽部は来年第10回日本植物画展覧会を全国で開くそうだ。企画部門と一般部門をあわせて140点の作品を展示するそうだ。ぜひとも行ってみたいと思う。


「席亭さんに、特ダネだよ!」
何事かと思っているとメモ用紙に書いた「http://www.nikkeibp.co.jp/person/」を示して、「囲碁上手は仕事名人」を教えてくれた。
2006.12.15(Fri)
今日は昼頃から晴れてきた。面白いもので青空が見えると気持ちもすっきりとしてくる。「席亭さんに、特ダネだよ!」
Kさんが教えてくれた。何事かと思っているとメモ用紙に書いた「http://www.nikkeibp.co.jp/person/」を示して、「囲碁上手は仕事名人」を教えてくれた。
「検索してみるといいよ」
せっかくだから開いてみると、たしかに「囲碁上手は仕事名人」が載っているではないか。今月は三井物産の鈴木大山さんの「フィリッピンはマニラ郊外のクリスチャン・ミッションでの囲碁ボランティア活動」を伝えている。日経ビジネスは、なかなかユニークな編集をしているのだなあ、と感心した。
鈴木大山さんが、梅沢由香里女流プロから「若い人がいなくて困る」と聞かされていたそうだ。そこで設立したのが「IGO AMIGO(イゴアミーゴ)」だったとか。この普及団体はこの1年半の間に26回、延べ1000人以上が参加したそうだ。いやまったく感心した。
「囲碁上手は仕事名人」をどう思うか?Kさんの質問に、なんと答えたらいいのか、じっくり考えてみた。
けだし名言と言うべきものだろうか。


第32期天元戦挑戦手合五番勝負の第4局は、淡路夢舞台・国際会議場で行われ、河野臨天元が挑戦者の山下敬吾棋聖に白番で3目半勝ち、対戦成績を3勝1敗とした。これで天元位を初防衛した。規定により九段昇段を決めた。 2006.12.14(Thu)
今日もぐずついた天気だった。日中になっても気温もあまり上がらない。夜にはまた雨が降り出した。山沿いでは雪になっているらしい。
第32期天元戦挑戦手合五番勝負の第4局は、淡路夢舞台・国際会議場で行われ、河野臨天元が挑戦者の山下敬吾棋聖に白番で3目半勝ち、対戦成績を3勝1敗とした。これで天元位を初防衛した。規定により九段昇段を決めた。
津田沼囲碁クラブは毎週木曜日はだいぶ混んでいる。初級者から高段者まで幅広く集まっている。相手が多いので手合いも早くつけられる。教室の講師の先生方が生徒さんたちを大事にしているからだろうか。教え方の熱心な先生は生徒さんに慕われるが、それで生徒さんが増えているのではないだろうか。
2006ドーハアジア大会は熱戦が繰り広げれられている。中国が強いのはうなずけるが、韓国勢が強いのはどうしてだろうか。日本の方が人口はだいぶ多いと思うが、この強さには感心する。


今年の漢字は「命」だった。京都市東区の清水寺で12日に発表された。 2006.12.13(Wed)
今年の漢字は「命」だった。京都市東区の清水寺で12日に発表された。同寺の森清範貫主が清水寺の舞台で揮毫した。9万2千509人の応募の中で、「命」がトップだった。「命」は8363票。
日本漢字能力検定協会が全国から公募して選ばれた。第2位は「悠」、第3位は「生」だった。
2、3日前に若妻会の一行が京都の紅葉を見に行ったが、清水寺は紅葉真っ盛りだったそうだ。相変わらず修学旅行の学生も多かった。「外国人も多かった」そうだ。さすがに京都だと思った。
日本列島はどうやらお天気は下り坂に入ったようだ。この辺りは朝のうち曇りだったが、昼頃は晴れて暖かかった。夕方はもう雨が降っている。
囲碁クラブは石音を聞くと元気になる人たちがいっぱいだ。やはり囲碁は対面対局で周りの人たちと感想戦をするのが、なんとも言えない楽しみだ。


津田沼も雨だった。囲碁ファンは少しくらいの雨には負けてはいられないようだ。津田沼囲碁クラブは満員だった。 2006.12.12(Tue)
冷たい雨が降ってきた。御茶ノ水橋から見下ろす神田川は漣が立っている。川面には風が渡っているのだろうか。それとも船が通って行ったのだろうか。木に残る紅葉もだいぶ少なくなっている。川に落ちた落ち葉はどこに行くのだろう。橋の袂では「ビッグ・イシュウ」を売っている人がいる。
午前中に用事が済んだので、久しぶりに吉野家によってみた。昼時で順番待ちの行列が出来ていた。改装したようで全体に明るくなっている。壁を見ると「当店の牛肉はアメリカ産です」と張り紙がしてあった。
牛鋤鍋の大盛りを頼んだ。あじはまあまあだった。580円なり。ここは食事をしてからの「後払い」だ。レジも昔風でなんとなく暖かい雰囲気がある。このなんとなくほっとするムードがいいのかもしれない。
プラットホームに降りる時、車椅子のご婦人が駅員に助けられてリフトで上がっていった。ちょうど「千葉行き」の電車が来たので乗ったが、しばらくすると寄りかかってくる人がいた。よほど眠かったのだろう。
津田沼も雨だった。囲碁ファンは少しくらいの雨には負けてはいられないようだ。津田沼囲碁クラブは満員だった。


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