席亭から 



お知らせやら独り言やら最近思うことなど、
おこがましくも、席亭から一筆啓上。


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津田沼囲碁クラブには、手談を終日ゆったりと楽しむ人たちが、大勢集まっていた。 2006.04.17(Mon)
今日は暖かい一日だった。陽射しも柔らかく風も穏やかで、これこそ春という感じだ。
雑草が大分伸びてきている。庭や公園では雑草むしりが忙しくなっている。畑も草取りが大事な仕事になってきた。
  菜の花や 月は東に 日は西に  与謝蕪村
薬円台小学校周りにはボランティアのひとたちが、黄色い腕章をつけて立っている。昔はとても考えられなかったが、生徒達を守る防犯パトロールの人たちだ。年令から見ると、可愛い孫たちを見守るおじいちゃんやおばあちゃん、といった感じだ。児童たちが犠牲になる物騒な事件が相次いでいるから、地域の人たちが立ち上がったのだろう。
子どもたちは昔のように日が沈むまで駆け回って遊ぶ事ができなくなってしまった。月明かりで家路を急いだ頃とは大分世相が変わってしまった。
   ♪ 菜の花畑に 入日薄れ
      見わたす山の端(は)
        霞(かすみ)ふかし
          春風そよ吹く 空を見れば
            夕月かかりて 匂い淡し ♪ 
    ( 高野辰之作詞 岡野貞一作曲 )
津田沼囲碁クラブには、手談をゆったりと楽しむ人たちが、大勢集まっていた。


サンペデックの春の風物詩「植木市」が開かれている。 2006.04.16(Sun)
ハナミズキが寒そうだった。ヤエザクラは三分咲きくらいだろうか、ちょうど見頃になった。
囲碁クラブはいつもの日曜日より少し少なかっただろうか。久しぶりで早く見えた松井さんがつぶやいた。
「日曜日は昔は多かったから、10時に来てしまったよ。最近は少なくなったんじゃなないの」
そうなんです。昔は日曜日は超満員だった。平日も夜は多かった。それが最近ではすっかり事情が変わってしまった。確かに現役の人たちはリストラで超忙しい毎日を送っているようだ。そんなわけで夜は囲碁クラブに寄る時間がなくなっているらしい。日曜日は家庭サービスの予定が入っていて来られない。
リタイヤーした人たちが平日の昼にどんと来ている。お陰で平日の昼は毎日満員の状態だ。来年からは団塊の世代のリタイヤーが始まるので、一段と賑やかになるのではないだろうか。
津田沼のお客さんの一番の関心事は、
「ダイエーの後にはどこが入るんですか?」
この質問にはどう答えたらいいのか、実は困っている。相当煮詰まっているらしいのだが、未だ正式の発表はない。近いうちに発表になるのではないだろうか。サンペデックの春の風物詩「植木市」が開かれている。色とりどりの草花や植木がなぐさめてくれる。


高尾紳路本因坊の「攻めの急所・厚みのポイント」(NHK出版)が出た。 2006.04.15(Sat)
イチョウの葉がまだ小さいのだが黄緑になった。ケヤキも未だ斑なのだが、黄緑に変っている。クスノキやシイは新芽が吹いて、古い葉が落ちてきている。選手交代なのだろう。マロニエは元気のいい芽が屹立している。千葉工大のキャンパスは黄緑に覆われようとしている。サクラもすっかり葉桜になった。新入生達が入って活気が出てきたようだ。
高尾紳路本因坊の「攻めの急所・厚みのポイント」(NHK出版)が出た。
サブタイトルには「これであなたもあわてない」「高尾流を見につけ、自由な発想で打とう」となっている。
共同執筆者の李青海七段から一冊見せてもらっているが、確かにこの本はいいと思う。厚みを背景にじっくりと打つのは、囲碁を楽しむアマチュアにとっても、大事なことだと思う。この本をじっくり読んで一目腕を上げてみたい。
「囲碁CD-ROM BOOK」つきだから、本を読むのが苦手な人でも、パソコンで簡単に眺められるから、けっこう人気が出るのではないだろうか。
わりと肌寒い一日だったが、囲碁クラブは熱心な囲碁ファンで活気があった。


囲碁ファン注目の本因坊挑戦者決定戦プレーオフは、山田規三生九段が依田紀基碁聖に半目勝ちとなった。 2006.04.14(Fri)
囲碁ファン注目の本因坊挑戦者決定戦プレーオフは、山田規三生九段が依田紀基碁聖に半目勝ちとなった。大激戦の末の勝利だけに喜びも一入にちがいない。関西から挑戦はすばらしい事だと思う。
白井市の水野さんが久しぶりに昨日来た。関西で活躍した水野さんはよく関西の事情を話してくれる。今度の山田規三生九段が挑戦者に決まった事で、水野さんにとっても関西自慢のネタがまた増えた。
わざわざタクシーを飛ばして来てくれる水野さんの、津田沼囲碁クラブ応援歌には全く頭が下がる。何時までも元気で見守ってもらいたいと思う。
さて今日は5局打ったがことごとく負けてしまった。決して負けようとしたわけでもないのに、酷い目に会わされてしまった。おそらく顔を上気させていた事だろうと思う。
今日は風が少し冷たかった。驚いた事にもうハナミズキが咲いている。季節はどんどん変っていく。


第44期十段戦挑戦手合五番勝負の第4局は、今日愛媛県の道後温泉で行われた。趙十段が先番2目半勝ちで、3勝1敗となり、十段位を防衛した。
2006.04.13(Thu)
昨日あたりから大分暖かくなっている。湿度が高くなっているからだろうか、靄がかかっている。
朝もやの中にヤエザクラが咲き出した。これが咲き出すと、いよいよ春も本番となる。街には学生たちが溢れ出している。昔は春休みには子どもたちがうるさいくらいだったが、この頃はみんなどこに引っ込んでいるのだろうか。
今日は野球通の富田さんから、野球情報を聞く事が出来た。高校野球の地区予選から応援に行っているそうだ。彼の母校は有名な船橋高校だが、最近は野球も強くなっている。試合の後には選手たちに叱咤激励しているそうだ。大変な熱の入れようだ。県の本戦は今日抽選会が行われて、22日から始まるそうだ。本戦の好カードは見に行ってみようと思う。
彼がどうして野球通なのか?それは又の機会にしたい。
第44期十段戦挑戦手合五番勝負の第4局は、今日愛媛県の道後温泉で行われた。趙治勳十段に挑戦する山下敬吾棋聖。趙十段が先番2目半勝ちで、3勝1敗となり、十段位を防衛した。
第61期本因坊戦挑戦者決定プレーオフが日本棋院で行われている。
依田紀基碁聖 対 山田規三生九段
高尾紳路本因坊への挑戦権を獲得するのは誰か。
夜の9時半だが日本棋院のホームページを見ると、まだ決まっていないようだ。


海老川のサクラは大分散っていた。 2006.04.12(Wed)
海老川のサクラは大分散っていた。残念ながら葉桜になっていて、もう少し早く来ればよかったと思ったが、タイミングが少しずれているのが性分だから、まあこんなところで仕方ないかと我慢するしかない。しかし幹も太くなっていて、土手から川の方に垂れ下がった枝ぶりはなかなかのものだ。旬の頃はさぞやいい眺めだったろう。
囲碁の対局の時酷い目に会っては、「今日はどうもよく見えない」と言い訳する事が多くなっている。眼科の名医に診てもらえば、もしかしたら勝てるようになるかもしれない、と金杉まで行っている。しかし名医にかかっても、どうもこの目はそう簡単には治らないみたいだ。時々通っているが、そのうち治るのではないか、と期待している。
帰りに近くの病院にかかっているMさんのお見舞いに行った。Mさんは思ったより元気で、そこらじゅうを歩き回っていた。退屈していたらしくて少しながく話し込んでしまった。来月頃には退院出来るのではないか、と言っていた。早く元気になって囲碁クラブで世界一面白いゲーム・囲碁を大いに楽しんでもらいたい。仲間たちも大勢待っている。


今日も春雨が降っている。 2006.04.11(Tue)
今日も春雨が降っている。万物を潤す春雨。これから農作業も急ピッチで進んでいくのだろう。苗代つくり、苗代かき、種まきと忙しい。農繁期に入っていく。猫の手も借りたい、と言うくらいだ。各地でお田植え祭が行われる。香取神宮のお田植え祭も先日行われた。
全くの思いつきなのだが、苗を植えた跡はなぜか碁盤に似ている気がするのだが、はたして囲碁と稲田は関係ないのだろうか。もしかしたら、あるかもしれない。
春の高校野球は今たけなわだ。これで夏の大会のシード校が決まるが、そろそろ本戦に入るようだ。好取り組みがあれば是非とも見に行ってみたい。天気はあまりぱっとしないが、はつらつプレーを見れば、すっきりするのではないだろうか。


今日は生憎の曇り空。時々小雨が降ってきた。市ヶ谷の外堀はまだサクラが大分残っている。この寒さになかなか潔くは散れないのだろう。 2006.04.10(Mon)
今日は生憎の曇り空。時々小雨が降ってきた。市ヶ谷の外堀はまだサクラが大分残っている。この寒さになかなか潔くは散れないのだろう。まだまだ未練が残るサクラの花。この景色もなかなか風情がある。
市ヶ谷に着くとちょうど小雨が降ってきた。まあ、春雨に濡れるのも一興か、番町の坂を登っていくと、なんと日本棋院は観戦者で一杯だった。これを目当てに全国から集まって来た人たち、韓国や中国から応援に駆けつけた関係者で2階ホールは埋まっていた。今勢いの出てきた富士通のスタッフ達も大勢駆出されていた。もちろん日本棋院からも要員が張り付いている。ぐるりと見渡すと、スタッフ以外は年配の人たちが多い。
第19回世界囲碁選手権富士通杯は4月8日(土)から日本棋院で開幕している。二回戦は一回戦に勝ち残った8人とシード選手が対戦した。日本からは趙治勳、山下敬吾、張栩、結城聡、羽根直樹が二回戦を戦った。二階の解説会場ではレドモンド九段が解説した。8局を解説するのだから大変だ。工藤九段、武宮九段、安藤七段、小松八段などが近くにいた。馬四段も来ていた。解説は勉強になった。
これで一目強くなったのではないか。もっとも帰りの電車でぐっすりと居眠りをしたが、もしもこの熟睡の間に忘れていなければ、の話なのだが。
今日勝ち上がったのは、日本からは結城聡九段(関西棋院)だけだった。韓国は五人残っている。中国は二人。準々決勝は6月3日(土)中国の北京で行われる。準決勝、決勝は日本棋院で行われる。日本の唯一の望みは結城聡九段にかかっている。


公園にはまだサクラが残っている。風が吹く度に花吹雪が舞っていた。 2006.04.09(Sun)
公園にはまだサクラが残っている。風が吹く度に花吹雪が舞っていた。花見をしているグループもあった。徹夜の花見をしたのだろうか、立派なテントが一張りあった。屋台店も出ている。
草野球の大会だろうか、花の下のプレーは賑やかだった。テニスコートも男女が大勢集まっている。スマッシュが決まったのだろうか、黄色い嬌声も聞こえる。なんともはや楽しそうだ。
見渡せばマツやスギ、それにシイやクスノキ、ツバキなど常緑樹がサクラを引き立てている。見事なコントラストだ。ケヤキやイチョウそれにナラやクヌギなどの若芽が出てきている。初々しい若葉はまだ淡い黄緑だが、これから逞しい新緑になっていくのだろう。
芝生の上に座り込んでスーパーで買ってきたパンを食べた。すくすくと雑草が伸びてきている。ヨモギもまだ小さいが伸びてきた。自然の逞しさを感じる。
囲碁クラブは今日も満員に近かった。
午後から八千代の宮崎さんが来てくれた。関東甲信越静囲碁大会の準備に献身的に奔走している。ほんとうにご苦労様です。


今日のお天気は荒れ気味だった。 2006.04.08(Sat)
今日のお天気は荒れ気味だった。朝から風が強く昼過ぎには大雨になった。雷鳴が轟いた。
雨の後は晴れ上がって清清しい春の景色になった。ただサクラは大分振り落とされて花吹雪になっている。もう緑の若葉が生えている。樹木の若葉に気を取られていて、地面の草が勢いよく伸びているのに気が付かなかった。もう青々としている。
第19回富士通杯世界囲碁選手権は24名が参加しているが、今日の一回戦は日本が5名、韓国が6名、台湾が1名、中国が4名勝ち残っている。二回戦は明後日行われる。見に行こうか行かないか迷っている。市ヶ谷の花吹雪も見られるから行ってみたとは思うのだが。
なにしろここで日本に勝ってもらわないと、日本ばかりでなく世界の囲碁界にダメージになるのではないだろうか。それこそ大事なバランスが崩れてしまう。
津田沼囲碁クラブはこの天気なのに大勢の囲碁ファンが集まって来ている。夢中になって囲碁を打っている姿は、みな幸せそうだ。


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