席亭から 



お知らせやら独り言やら最近思うことなど、
おこがましくも、席亭から一筆啓上。


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これからは自然を大事にする農業と、楽しく過ごせる囲碁が人類を救うのではないだろうか。
2006.04.27(Thu)
フジの花が咲きだした。ハナミズキの仲間と言われるヤマボウシも咲き出した。次々と低気圧や寒気団が襲ってきて、なかなかすっきりしないが、何時の間にか春たけなわになってしまった。
そろそろ田植えも始まるだろう。そう言えばアヤメは咲き始めたのだろうか。田園地帯では蛙の鳴き声も聞こえるのではないだろうか。
今では大分昔のことになるが、田舎道を一人歩いていると、夜のしじまの中にカエルの合唱が聞こえた。もっともカエルの鳴き声が聞こえるのだから、しじまとは言わないのだろうか。ホーッホーッと鳴いていたのはミミズクだったのだろうか。
田舎の曲がりくねった泥んこ道をただただ夢中になって歩く。暗い闇の中をつまずき足をとられながら、何かが出るのではないか、お化けだろうか鬼だろうか。何も見えない暗闇では空のぼーっとした薄明かりだけが頼りだった。
幸いにもと言うのか残念ながらと言うべきなのか、誰にも会わないで約4キロの路を歩いた昔。田圃に落ちたり畑につんのめったり、それこそ恐怖心で一杯だった。子供の頃はそんな事もあった。
今になって考えると、怖い物は何もなかった。今はそれこそ怖い物が多すぎる。科学がどんどん進歩しているが、はたして人類は幸せになっているのだろうか。自然環境は破壊されていないだろうか。地球は何時までもつのだろうか。
対面対局の囲碁がすばらしいと言われている。囲碁の普及は自然を大事にすることにつながるのではないだろうか。
これからは自然を大事にする農業と、楽しく過ごせる囲碁が人類を救うのではないだろうか。


ツツジの花が咲きだした。 2006.04.26(Wed)
ツツジの花が咲きだした。サツキとツツジはなかなか区別がつかない。シイの花が咲いている。クスノキも咲き始めた。芳香を放っているのはチョウを呼んでいるのだろうか。引き寄せられたチョウは蜜を吸うが、雄しべと雌しべの受粉を手伝うのだろう。自然は実にうまい仕組みを考えたものだ。チョウチョウさんも大忙しだが、その代り栄養もたっぷり摂れて、さぞや満足している事だろう。
今日は少し風が冷たかった。東船橋の医学研究所に用事があって出かけたが、畑にはソラマメの花が咲いている。恐らくこの花もチョウなどの虫たちが媒体となって受粉が行われて、やがてあの立派なソラマメになるのだろう。このソラマメはビールのツマミに適している。ソラマメは皮が硬いのだが、これでかえって丁度よい間合いがとれる。程よいコミュニケーションの仲立ちをしてくれる。
コミュニケーションと言えば、囲碁は手談とも言われる。「囲碁を一局打つと100年の友になれる」と言われているが、こんな素晴らしい囲碁は、恐らく神様が創造したものだろうとおもう。昔から人と人を取り持つ役割を担って来た。
囲碁は恐らくこれからも、ますます大事な役目を果たしてくれるだろう。



囲碁は世の中で一番楽しいゲームだが、そのまま頭脳を活性化させてくれるとは、ありがたいことだ。 2006.04.25(Tue)
今日は雨が降ったり晴れ上がったり、雷も鳴るどしゃ降りになったり、変化の激しい天気だった。しかし雨上がりの緑の鮮やかさは、何とも形容できない見事なものだ。
この不順な天気の中を大勢の囲碁ファンが出かけてきてくれた。この熱心さには敬服するばかりだ。碁仇と会ってお喋りをしたり、一局打ったりするのが何よりも楽しいのだろう。お昼頃から夕方までゆったりと楽しんでいる。
この人と人との対面囲碁対局が、前頭前野部を活性化させるそうだ。五感をフルに稼動させての対面対局が、これほどの素晴らしい効用があるとは、本当にありがたいことだ。囲碁を創ってくれた神様に感謝するしかない。
囲碁は世の中で一番楽しいゲームだが、そのまま頭脳を活性化させてくれるとは、ありがたいことだ。囲碁を打てる人にとっては、あまりにも贅沢で好都合過ぎるのではないだろうか。いいことずくめで囲碁を知らない人たちには何か申し訳ないような気がする。
これだからこそ複雑怪奇な人類社会で、数千年の歴史に耐えてこられたのだろう。淘汰され発展してきた人類最高のゲーム・囲碁を出来るだけ多くの人たちに、大いに楽しんでもらいたいものだ。
この津田沼界隈で一番の関心事である、サンペデックの核となる後継テナントは、もう直ぐ決まって発表になるようだ。おそらく「太陽にかける橋」(サンペデックとそういう意味だそうだ)にふさわしいところになるのだろう。


津田沼囲碁クラブはサンペデックにある。サンペデックとは「太陽にかける橋」と言う意味だそうだ。 2006.04.24(Mon)
初夏のような一日だった。ヤエザクラの花びらが絨毯のように散っている。もうかなり散っているのだが、まだまだたくさん枝の上に残っている。青々としたサクラの葉の間に、何時までも花びらが残っているのもまたなかなかのものだ。
青葉若葉を抜けてくる風はまた気持ちがいい。風に薫りがある。まさに生命力が溢れている。勢いのあると言うのか、活力があると言うものなのか。これは夢を運んでくる風だ。
津田沼囲碁クラブはサンペデックにある。サンペデックとは「太陽にかける橋」と言う意味だそうだ。そう言われるとそんな感じもする。これからサンペデックの裏にある広大な緑地・36ヘクタールが開発されることになった。駅近くでこれだけの広さの開発はもうないと言われている。その昔「太陽にかける橋」と名づけたのは、先見の明があったと言わなければならない。
JR津田沼南口の巨大開発の中心になるサンペデックは、今まさにターニングポイントに差し掛かっている。歴史的な発展に転換する急所の一手を今打とうとしている。それは明日公開されるのだろう。
わくわくするような青写真が出てくるのだろう。それはいよいよ明日明らかになる。


春季高校野球千葉県大会が昨日開幕した。今日は2日目。秋津球場の習志野高校対鎌ヶ谷高校の一戦を見に行った。 2006.04.23(Sun)
春季高校野球千葉県大会が昨日開幕した。今日は2日目。秋津球場の習志野高校対鎌ヶ谷高校の一戦を見に行った。遅れてしまってやっと5回から見られた。内野スタンドはほぼ満員だった。バックネット裏は超満員。
今日は3試合が予定されている。第2試合は成東対日大習志野。第3試合は東海大浦安対船橋豊富。3試合とも地元の高校が出る試合なので関係者の応援も多いのだろう。
囲碁の好きな高田さんは、相変わらず黙々とグランドの整備をしていた。高田さんが秋津球場のグランドキーパーになってもう何年になるだろうか。雨の日も風の日も嵐の時も、黙々とキーパーの仕事を務める高田さん。グランド整備は高校生たちのはつらつプレーを支える大事な仕事だ。
グランド整備には地元の担当高校の野球部が参加している。高田さんたちはこの生徒達の指導も兼ねている。裏方はどこでも大変だが、切符売り、入場チェック、場内整備、清掃、放送など高校生たちは貴重な経験を積んでいる。野球部の父兄たちの応援には熱が入っている。
「○○君頑張って!」
「○○さんかっとばせ!」
太いドラ声よりは、小さくても黄色い声が遠くまで通る。なんとも不思議な音響効果だ。あり難いのは応援団から周辺の人たちに、お茶のサービスをしてくれることだ。応援をしてくれた人たちに感謝の気持ちなのだろう。
第一試合が終ったところで、習志野高校の応援席にいた富田さんがバックネット裏にやって来た。いろいろとデータを出して、戦力分析を教えてもらった。第二試合の途中には生憎雨が降ってきた。用事もあったのでそこで帰ってきた。


今日は穏やかな天気だった。囲碁クラブは囲碁三昧の人たちで満員だった。 2006.04.22(Sat)
今日は穏やかな天気だった。ヤエザクラの花びらが次々と散っている。少しくらい散っても一向に寂しくならないヤエザクラ。降り積もった花びらがピンク色のの絨毯のようだ。
囲碁クラブは囲碁三昧の人たちで満員だった。間もなく締め切りなので春場所を3局打った。松戸の中西さんとの1局は、初めからほとんど勝つ可能性がなかった。検討の時「これがイーチャンホー定石の一手ですよ」と教えてもらった。次に松本兄弟と続けて打ったが、どちらもいいところまでは行くのだが、最後に酷い目に会った。
「これから反省会ですよ」
と言ってはビールをすっかりご馳走になってしまった。二人とも来月から始まる「三役リーグ」を楽しみにしているようだ。対局の反省の後は時事問題の方に話題は流れてしまった。棋力は同じくらいだろうと思うが、どちらも「俺の方が強い」と言っている。仲のいい兄弟で本当にうらやましい。



今日も青空がかき曇りにわかに突風が吹き、ヤエザクラも花びらがもぎ取られて、舞い上がっていた。 2006.04.21(Fri)
今日も青空がかき曇りにわかに突風が吹き、ヤエザクラも花びらがもぎ取られて、舞い上がっていた。雨の降り方も激しかった。天気予報ではそんな気配は感じられなかったが、お天気はそれだけ気ままな物なのだろう。
そんなわけでお客さんも少なめだった。今日もまた入江さんと一局打ったが、見事に大石を召し取られてしまった。捻りあいでかなり粘ったつもりだが、急所の読みが出来なくて、戦いの方針を誤ってしまった。悲しいかなこれが力の差なのだろう。
春場所は今月一杯で対局が終了するが、いよいよ最後の追い込みに入っている。これからが大事な一戦で、対局者たちの真剣な表情がいいと思う。熱が入っていて見応えがある。


今日は昼過ぎの一時、風雨が強くなり、まるで嵐のようだった。 2006.04.20(Thu)
今日は二十四節気の一つ「穀雨」だった。大辞林によると穀雨とは、百穀を潤す春雨の意味だそうだ。日本には豊かな四季があり、豊かな水に恵まれている。瑞穂の国とはよく言ったものだ。
しかしこの瑞穂の国の発祥はどうだったのだろうか。土着人の縄文文化から恵まれた環境の中で弥生文化へと発展していく条件があったのだろうか。日本は農耕文化がもっとも大事な産業の基本ではないだろうか。しかし今はどうなっているか。食料の自給率は40%を切っているとか。食糧も自給できないでは戦には勝てないのではないだろうか。まあ戦はしない方がいいに決まっている。しかし対等に堂々とご意見申し上げるには、磐石の備えが必要なのではないだろうか。
 痩蛙 まけるな一茶 是にあり  小林一茶
今日はどの囲碁教室も盛況だった。講師の先生方の指導がいいのだろうか。生徒さんたちが仲がいいのだろうか。ますます充実してきている。こうなると教室の雰囲気は口コミで自然に伝わっていくようだ。
前原の入江さんと一局打ったが、久しぶりに充実した内容だった。入江さんは近い将来かなり強くなるのではないだろうか。
今日は昼過ぎの一時、風雨が強くなり、まるで嵐のようだった。 


野球通の富田さんから春季高校野球・千葉県大会の日程表をいただいた。 2006.04.19(Wed)
今日も暖かだった。囲碁関西(5月号)の「世界囲碁棋士番付解説」によると両横綱は韓国勢、大関も韓国、張出大関に日本の張栩と中国の常昊、両関脇が中国、小結に日本の依田と中国の陳耀Yとなっている。更に前頭に日本は山下、高尾、河野、趙、羽根、結城の6人となっている。中国は6人、韓国は8人。
囲碁関西はなかなかよく出来ている。読みやすいし、内容もコンパクトでいい。塩川正十郎理事長はもっと大衆化して読みやすくするように、と注文している。確かに囲碁雑誌がプロ棋士中心に、プロのほうを向いて編集されているが、塩川理事長はズバリと急所を突いて、手直しを求めている。
これからは関西棋院の棋士の活躍と囲碁普及の大衆化路線が注目される。大いに期待したい。
野球通の富田さんから春季高校野球・千葉県大会の日程表をいただいた。千葉県の開幕は4月22日。決勝戦は5月4日となっている。忙しくなりそうだ。


津田沼囲碁クラブには珍しいお客さんが見えた。 2006.04.18(Tue)
暖かい一日だった。ところによっては初夏のような気温だったらしい。こんな日は出歩いている人が多い。大股で踵から足を着いた方がいいと、聞いていたから少しまねをしてみた。これだと確かにいい運動になる。歩いていると汗ばんでくる。上着を脱ぎたくなるほどだ。いよいよ春本番になった。
ヤエザクラは今がちょうど見頃だ。チョウチョウが十二単のような花の中を舞っている。気持ちよさそうだ。蜜を嘗めているのだろうか。
土手や林の中を歩くと土が柔らかい。春ともなれば土壌の中も魑魅魍魎が蠢きだしているのだろう。どんな仕組みになっているのだろうか。土の中にも偉大な宇宙があるのだろう。
学生たちが談笑しながら歩いていく。やはり若さだろうか足取りが弾むようだ。
津田沼囲碁クラブには珍しいお客さんが見えた。もう2年位前になるだろうか、柏に引っ越して行った内堀さんがひょっこりと見えた。かえって若くなったような雰囲気だった。近くに新しい店が出来るそうだが、そこに勤めることになったとか。そのための研修に津田沼に来たそうだ。
「みんな元気ですね。ここは雰囲気もいいですね。この習志野文化ホールを見下ろせるところがまたいいですね。懐かしいわ」
女性スタッフたちと歓談していた。記念のスナップを一枚撮影した。


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