席亭から 



お知らせやら独り言やら最近思うことなど、
おこがましくも、席亭から一筆啓上。


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今日は特別清掃だった。明日からまたきれいな所で気持ちよく打ってもらえると思う。 2006.05.17(Wed)
第61期本因坊決定挑戦手合七番勝負が行われている。1局は札幌で行われ、高尾紳路本因坊が勝っている。朝日新聞の「棋士快声」(15日)を見ていたら、荒谷記者が挑戦者の山田規三生九段(33歳)のことを紹介している。
第1局は黒番だったが敗れてしまった。「不完全燃焼でした。次からエンジンがかかればいいんですが」と言っている。たしかに一日目は黒優勢かと思われたが、重厚戦車といわれる高尾本因坊に追い上げられて、寄り切られてしまった。山田九段は棋士3人兄弟の末っ子で6歳の時から碁を始めたそうだ。16歳でプロになり「ぶんぶん丸」の異名がついた。腕力自慢の棋風だそうだ。高尾本因坊はじっくりと構えて厚みを大事にする碁だが、山田挑戦者は「スピードを重視して切れ味鋭く、けれんみのない碁を打ちたい」と言っている。
第2局は三重県の鳥羽市の鳥羽シーサイドホテルで行われるが、どんな碁になるか気合の入った素晴らしい碁になると思う。楽しみだ。
今日は約束があって珍しくも朝10時半に出てきた。おかげで先生方の教室の様子を見ることが出来た。待ち人を待っている時間は長く感じられるものだ。津田沼囲碁クラブは夕方から特別清掃が入った。こちらも約束の時間より遅れて来た。予定の人数より少なくて、仕事がなかなか捗らなかった。大幅に遅れて夜の12時にやっと終わらせて帰った。明日からまたきれいな所で気持ちよく打ってもらえると思う。


ワールドカップの日本代表メンバーが決まった。 2006.05.16(Tue)
ワールドカップの日本代表メンバーが決まった。ジーコ監督も相当悩んだ事だろう。代表からもれた人たちは残念だったことだろう。誰もが世界の強豪と戦って力を出してみたかったことだろう。6月のW杯ドイツ大会は好試合が期待される。先ずは予選リーグを突破してトーナメントに勝ち進んでもらいたい。日本もサッカーは若手の層が厚くなっている。世界でどこまで通用するか、真価を発揮する時が来た。見せてもらいましょう。
囲碁の方もいよいよ日程が込んできている。なんと言っても第61期本因坊戦の第2局が月末に行われる。高尾本因坊が連勝してくれるか、期待が集まっている。アマ本因坊戦の津田沼地区大会が28日。第27回少年少女大会千葉県大会は6月4日。第52回関東甲信越静囲碁大会が同じ6月4日。今月の25日には西安市から囲碁使節団が来て、親善大会が開かれる。
津田沼囲碁クラブの三役リーグは5月から7月まで行われるが、いよいよ佳境に入ってきた。参加者の募集はもう一息、定員まであと僅かになった。
津田沼は級位者も増えている。級位者のための棋戦を企画することになった。にわかに忙しくなってきた。囲碁界もいよいよ活気が出てきたと言った方がいいのかもしれない。


今日は久しぶりで天気がよかった。一生懸命歩いていると少し汗ばむほどだった。 2006.05.15(Mon)
今日は久しぶりで天気がよかった。一生懸命歩いていると少し汗ばむほどだった。
青葉若葉の中を我がもの顔に飛び回っているのはカラスの勘三郎だ。高い木の上に巣をかけているが、もう繁殖の時期になったのだろうか。カーカーカーとやたらにうるさい。ツバメや鶯のようなかわいい声ならいいが、これがあまりにも酷いしわがれた濁声ときている。もう卵でも産んで雛が孵ったのだろうか。
子供の頃は松の木のてっぺんにかけた巣に近づいて、攻撃されたことがあった。こちらはマツの幹に両手両足でしっかりとしがみついていたから、一方的に攻撃されるがままだった。カラスのあの獰猛さは怖かった。
さてダイヤモンド囲碁サロンの「サロン通信」(5月号)を見せてもらったが、充実した内容になっている。それを今見たところだが、なんと今日は5月15日で5月の囲碁の日だそうだ。これはうっかりしていた。
囲碁といえば今話題になっている「経営と囲碁を語る」が5月8日にグロービス東京校で開かれたのだが、白江治彦八段が「そちらからわざわざ来るのは大変だから、私が聞いてきましょう」と行ってくれた。その報告を12日に約1時間あまりにわたって、面白おかしく聞かせてもらった。
参加者は約120名で、半分は囲碁が初めての人だったそうだ。20歳から40歳までの人たちが多かったが、中には熟年でも意欲的な人も参加した。プロ棋士たちも何人か参加して熱心に耳を傾けていた。堀義人講師の講演の後はディスカッション「感性を豊かにする囲碁世界への誘い」があり、活発な意見交換がされたそうだ。
その後は会場をダイヤモンド囲碁サロンに移して、囲碁をたっぷり楽しんだそうだ。次回はぜひとも参加してみたいと思う。


このサンペデックは時々窓の外を見ると、実にいい眺めだ。緑が豊かだ。 2006.05.14(Sun)
しばらくは「ウノハナくたし」が続きそうだが、津田沼のサンペデック前を通っているマロニエ通りの栃の木は、見事な大きな葉を伸ばしている。肥やしもいいのだろうが、この雨で育ちがよくなっているようだ。冬の間はスッカリ裸んぼにされていたが、春先には槍のように屹立した芽が印象的だった。それが今ではこの勢いだ。小鳥達もかくれんぼするのにもってこいだろうか。
千葉工大のJR側の通りにはクスノキの街路樹があって、樹齢はもう20年以上にはなっていると思う。最近は落ち葉が目立つようになった。常緑の広葉樹は落葉の季節を迎えているそうだ。
先日の日本経新聞のコラム「春秋」に常緑樹の落葉の事が載っていた。シイやマテバシイ、クスやカシなどは冬の間も頑張って緑を楽しませてくれているが、この陽光の射す若葉の季節になると、萌黄色と言うのだろうか若葉がぐんぐん伸びて、生命活動を活発に繰り広げている。新しい葉が生え揃う頃になると、古い葉は定員オーバーと言うのか収容能力が一杯で、さびしいけれどもリタヤすることになる。落ちた葉は腐葉土となり肥やしになって成長を助ける。自然の仕組みは実にうまく出来ていると思う。
これが常緑広葉樹だけでなく、常緑針葉樹ももう少し経つと落ちて来るそうだ。それは6月か7月頃だそうだ。実は私はこのことを知らなかった。名随筆をいつも書いてくれる「春秋子」が教えてくれなかったら、恐らくずっと知らなかったのではないか。大事な事を教えてもらった。
このサンペデックは窓の外を見ると、実にいい眺めだ。緑が豊かだ。世界一面白いと言われるこのゲーム・囲碁を打っていて、疲れた!なんて贅沢を言っている人もいるが、まあ負けるとつい言ってみたくなるセリフだ。それにしても眼下に見下ろす緑は実に素晴らしい。目の保養にはもってこいだ。まあ限られた人生だから、気心の知れた仲間たちと精々ゆっくりと囲碁三昧するのも、乙なものではないだろうか。


「卯の花腐し」とはあじわいのある表現だと思う。 2006.05.13(Sat)
「卯の花腐し」とはあじわいのある表現だと思う。これだけぐずついた天気が続くと、折角咲いた卯の花も腐(くた)ってしまうのではないだろうか。
今日も一局打ったがこれで連敗はいくつになっただろうか。これだけ負けがこむと、ウノハナではないが腐ってしまいそうだ。
久しぶりで日本棋院の元職員の島田さんが見えた。昨年の暮れに棋院を退職してから、どうしているかと心配していたが、いいところを見つけたようだ。週刊碁でも紹介されていたが、今月末に千葉のそごうでオープンする「囲碁の店さくら」の店長さんにおさまることになったそうだ。
(株)櫻ゴルフは「全日本女流アマ選手権大会」や「日仏青少年囲碁交流」などの後援をしているが、いよいよ「囲碁の店さくら」を開いて、囲碁振興に乗り出すことになったそうだ。千葉そごうは往年の活気を取り戻してきている。その一翼を担って積極的に活動しているようだ。
千葉県下の囲碁普及に大事な役割を果たすのではないだろうか。


今日は白江治彦八段の特別囲碁教室があった。人気があるだけに今日も大勢駆けつけてくれて満員だった。 2006.05.12(Fri)
今日は久しぶりの気持ちのいい青空だった。
♪卯(う)の花の 匂う垣根に
 時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ♪

 ♪さみだれの そそぐ山田に
  早乙女(さおとめ)が 裳裾(もすそ)ぬらして
  玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ♪

♪橘(たちばな)の 薫るのきばの
 窓近く 蛍飛びかい
 おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ♪

 ♪楝(おうち)ちる 川べの宿の
  門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
  夕月すずしき 夏は来ぬ♪

♪五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
 水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
 早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ ♪
    「夏は来ぬ」 佐々木信綱作詞・小山作之助作曲
今時降る長雨をー卯の花腐しーと言うそうだ。
今日は白江治彦八段の特別囲碁教室があった。人気があるだけに今日も大勢駆けつけてくれて満員だった。


前線の影響で今日も小雨が降っていた。 2006.05.11(Thu)
前線の影響で今日も小雨が降っていた。もう立夏も過ぎているから、今降っている雨は春雨とは言わないのだろう。動いているとけっこう蒸し暑いのだが、これでも濡れれば風邪を引くのではないだろうか。
三役リーグが始まっているが、みんな楽しそうに打っている。実は私の成績があまり芳しくない。ここのところは負けが混んでいる。
勝てそうな相手を見つけては、申し込んでみるのだが、これがそう簡単には勝たせてくれない。少し筋が悪くなったのかもしれない。
相手の石を取りに行くことが多くなった。この勝負はいただきだ、と思って少し強引に攻めている気がする。終盤になると形勢は逆転していることが多い。今日は3局も立て続けに負けてしまった。
もっとも時間もなくなっているので、少し焦り気味で勝手読みをしているのかもしれない。序盤から中盤にかけて時間を使い過ぎているのかもしれない。
中級囲碁教室の小野寺先生が帰られるとき、「前頭前野部」の話になった。やはり対面対局が「前頭前野部」の活性化になることを、いろいろと教えてもらった。そう言えば先生はそちらの方もかなり詳しいようだ。また機会を見て教えてもらいたいと思っている。
お天気の方も私の三役リーグの成績のように、しばらくはぐずき気味のようだが、早くすっきりと五月晴れになってもらいたいものだ。


津田沼公園にもツバメがやって来た。キッー!キッー!と鳴いて飛び回っている。今日の日本経済新聞を見ていると、「津田沼駅南口に7000人の街」という見出しで、開発がはじまる土地区画整理事業の計画が出ていた。 2006.05.10(Wed)
津田沼公園にもツバメがやって来た。キッー!キッー!と鳴いて飛び回っている。公園の樹木は春先にばっさりと切られてしまったから、見通しはよくなったものの、小鳥達には住みづらくなったのかもしれない。ツバクロのお出ましが今年はどうも遅いと心配していたのだが、颯爽と現れたところを見ると舞台環境が整ったのだろうか。
燃えるような新緑の中を飛び回っている虫たちを、狙い撃ちにしているのだろう。元気のいい虫たちもツバメ返しの殺法で、パクリとやられてはひとたまりもない。
今日の日本経済新聞を見ていると、「津田沼駅南口に7000人の街」という見出しで、開発がはじまる土地区画整理事業の計画が出ていた。組合設立準備会はすでに02年11月に発足している。
35ヘクタールの地権者190人が組合を作り、2013年までに7000人が居住する住宅地、道路、公園などを整備する予定だそうだ。都心まで快速で30分だそうだが、そんなに速く着くとは知らなかった。たしかにこれだけのよい立地条件のところは、外にはどこにも見当たらない気がする。
今飛び回っているツバメのように、元気のいい津田沼の街になることが期待されている。
そうなればなおさらに津田沼囲碁クラブにも活気が出てくるのだろう。


。第61期本因坊戦七番勝負の第1局は、高尾本因坊の中押し勝ちとなった。次回は29、30日に三重県鳥羽市で行われる。 2006.05.09(Tue)
今日は本因坊戦第1局の2日目だった。右辺の折衝がどうなるのか、どう捌くのか全く予測できなかった。
挑戦者の山田規三生九段は2日目に入り誤算があったようだ。午後6時14分、158手で投了した。第61期本因坊戦七番勝負の第1局は、高尾本因坊の中押し勝ちとなった。次回は29、30日に三重県鳥羽市で行われる。
今日はプロ野球セパ交流戦が始まり、迫力のある面白い展開になっている。第一回WBCで日本が優勝して、プロ野球人気が高まっているところだ。さらにこの交流戦でプロ野球は更に盛り上がってくるだろう。
サッカーの対ブルガリヤ戦もあり忙しい一日だった。
お天気はここのところ全く気まぐれで、あまりはっきりしないぐずついた日が続いている。しかし田植えには水がいるから、ちょうどいいお湿りではないだろうか。農家は猫の手も借りたいくらいに忙しい毎日だと思う。
囲碁クラブは呑気に終日囲碁三昧の人たちが多かった。団塊の世代がリタイヤーして、囲碁の方にも大挙して繰り出してくるだろうから、更に賑やかになるだろう。
団塊の世代の人たちも、みんなで囲碁をマスターして、大いに楽しんでもらいたいと思う。


私の住んでいる街は新京成沿線だが、先日ツバメがやって来た。元気よく飛び回っている。
今日から第61期囲碁本因坊戦の挑戦手合七番勝負が始まった。
2006.05.08(Mon)
今日の毎日新聞「余録」にツバメがまだ街で見かけない、と載っていた。確かに街内では少なくなっているのようだ。この青葉若葉の季節にはツバメが飛ばないと何か物足りない気がする。
私の住んでいる街は新京成沿線だが、先日ツバメがやって来た。元気よく飛び回っている。ツバメの巣の下には白い糞も落ちている。キッー!キッー!とツバメがえしで飛ぶ姿を見ると、今年も田植えの季節になった思う。苗代の上をスーイスーイと見事な旋回をする。飛んでいる虫をあっという間に捕らえてしまうあの早業!これも神様が創った芸術作品なのだろう。
カラスもすっかり巣が出来上がってそろそろ卵を産むのだろうか。巣の骨組みは未だ若葉が出ないうちに作ってあった。今ではもう若葉の中に見えなくなっている。高いところから外敵が浸入しないように見張っている。雀達もチュンチュンとじゃれついている。カケスやオナガなどももう繁殖の季節に入っているのだろう。青葉若葉が繁茂して虫たちも繁殖しているから、格好の餌になっているのだろう。春は動物達の恋の季節だ。
さて今日から第61期囲碁本因坊戦の挑戦手合七番勝負が始まった。高尾紳路本因坊に挑戦するのは、最近めきめきと腕を上げている山田規三生九段。好勝負が期待される。第一局は山田九段の先番、高尾本因坊の白番。打ち掛けまで淡路修三九段の解説だったが、見応えのある大一番となった。


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